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(更新版)令和3(2021)年4月8日

     
 

和紙ふすま紙「コスモス」ご採用のお客様へ

 

 和紙ふすま紙「コスモス」の風合いについて

弊社発行の見本帖 和紙ふすま紙「コスモス」ならびに、
弊社発売商品 和紙ふすま紙「コスモス」を襖にご採用賜り誠にありがとうございます。

 和紙ふすま紙「コスモス」は、天然の樹木の植物繊維100%で漉き上げました。
漉き元は、福井県の「越前和紙」-和紙の産地として日本一の評価を賜ります。

 日本の伝統的な住まいは、木の柱や梁、藺草(いぐさ)の畳、土壁、漆喰の壁、襖や障子など、自然の素材のもつ風合いの美しさを尊んで参りました。襖や障子に張られた和紙も、植物の繊維の穏やかな風合いを愛でて参りました。

 和紙ふすま紙「コスモス」をご採用賜りましたお客様に申し上げます。
このふすま紙は、ビニールふすま紙や古紙再利用ふすま紙とは、全く異なります。

 原料は、天然の樹木をヴァージンパルプにした、自然の植物繊維100%で出来ております。清らかな水の流れの中に植物の繊維を溶かして、紙に漉き上げます。この作業工程の際、繊維どうしが絡みあい極く小さな固まりが生ずる場合がございます。
 また紙を染めます染料が、巾3尺(約1000mm)×丈6尺(約2000mm)の大きな紙面のなかで、多少濃く見える箇所が生ずることがございます。
 この性質については、お客様から稀にお問い合せを頂くことがございます。これは不良品ではなく、天然の和紙素材の持つ風合いとしてご理解を頂いております。何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。

 今日私たちの住居は、ビニール製の壁紙・床材にかこまれております。和紙の特徴は、植物の繊維が呼吸し続けることです。和紙のふすま紙は、襖に張られたのちもお部屋の湿気を絶えず吸い込み、湿度の調整をして、お暮らしになるお客様のお身体を穏やかにおまもりしております。

 私どもは、お客様のお暮らしのお役に立つふすま紙をこれからも励んでお作りいたします。 ご高覧賜りまして誠にありがとうございました。


 

株式会社 東京松屋